こざかなの素

治療&療養で気ままな生活≒現実逃避中

南方的日子(1)~中国留学の記録~

【1996年8月+α】

7月31日で仕事を終えました。出発まであと一か月。準備編です。

 

8月1日(木)

いつも通り5時に起きて・・・と思ったが、予想通り9時過ぎ起床。のんびりしつつ査証の申請について考える。外は暑くて出たくないが、面倒なことは早く終わらせたいので行くことにする。
中国大使館は六本木にあるので途中まで定期が使えた。テレビ朝日通りを歩いていたのだが、道を間違えたかな?と思い六本木通りまで戻ったが、そのまま歩けばきちんと着いていたのだ。テレ朝通りは思ったより狭い道。
夏休みのせいか、領事部は混雑。申請用紙が見当たらず二階へ行ってみるが何もなく、そこにいた男人(中国人)に聞くと窓口にあるというのでまた一階へ戻る。窓口は行列が出来ているのでガラスの向こう側にある申請用紙がなかなか取れない。タイミングを見て勝手に取ってしまった。もっとわかり易いところに置いてくれよ、と思うのだ。
申請用紙に記入して、書類、パスポートを用意して列に並ぶが、混んでいるので時間がかかる。20~30分ほど並び、窓口に書類を出すと預り証を渡され、名前・TEL・人数を記入し、控えをもらってあっさり終わってしまった。
領事部の建物はきれいだけど、雰囲気はやっぱり中国であった。

 

8月7日(水)

午前・午後共に呆然としつつお金の計算、荷物について考える。
一年分の税金については問題ないと思うが、いくら持参出来るかということについて悩む。よく計算してみたら、何かあった時の為の予備費を入れると予算はぎりぎりで、新たに大きな買物をする余裕がないのであった。何か売り払えるものは・・・と部屋の中を眺め考え込んでしまった。荷物の持ち込み方も検討。

 

8月8日(木)

朝久し振りに5時に目覚ましを鳴らしたが、結局起きたのは8時半過ぎ。今日も涼しい。雨が降りそうな空。
六本木に着いたのは10時40分頃。領事部二階へ行くとすごい人込み。よくわからないのでとりあえず3,000円のチケットを買って適当に列に並ぶ。若干不安はあったものの、正しい列だったので一安心。
先週もらった引換証を窓口に出して、番号札と黄色い引換証をもらう。本当はこの後にチケットを購入(黄色い紙に料金が表示される)。
隣りの列に並び直し、やっと査証の押されたパスポートを受け取る。

 

8月12日(月)

昼過ぎに外出、秋葉原電気街をウロウロ。ラーメンポットを購入。暑いし荷物は増えるしで、ほとんど香港歩き状態。
神田方面へ向かい、東方書店で広州の地図を購入。歩きながらスポーツ用品の店を梯子して、26リットルのザックを購入。無難な色で無難な大きさで無難なお値段。

 

8月15日(木)

午前中から古本の整理をする。時々読み耽ってしまうので、今日も夜までかかる。
昨日より暑い。東京の最高気温は38.7℃!体温より高いのだ!日中は窓を開けると熱風が入って閉めると暑いしでどうしたらいいのだ、という感じであった。
夜になっても30℃近い(と思う)が、昼間が猛暑だったせいか風も涼しく感じる。やはり暑さは慣れである。

 

8月19日(月)

荷送り第一弾。衣類などを船便で郵送。

 

8月20日(火)

郵送荷物の第二弾に取りかかる。荷詰と同時進行で衣装ケースの整理。郵送分はくじらゴロに入りきらない物を、と考えていたので、ゴロに入れる荷物も考えながら箱詰め。更に同時進行でCD→テープのダビング。
何だか徐々に切羽詰ってきた感じである。写真を撮らんと、と思いつつまだ揃えてないし、薬も全部揃ってないし、T/C*1も買ってないし、手紙も書かないといけんし、何だかまだやることがいろいろいろあるのだ。

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くじらゴロ:香港で一目惚れして購入

 

8月23日(金)

午後から外出。各種薬、スニーカーを購入。その後は銀行巡り。
まずF銀行。T/Cを購入しようと思ったら売り切れ(?)と言われ、とりあえず出る。S銀行へ行くと、一度は明日の10~14時に来れば・・・と言われたが、円T/Cだと言うと、「ない」と、ここでも購入出来ず。銀行へ行けばすぐ買えると思っていたのだが、何だか呆然としてしまった。帰り道はT/Cのことばかり考える。全額現金で持参するのはちょっと恐い。ので、月曜に再びF銀行に行くことにした(午前中に!)
夜は22時頃から貴重品袋を作り始めるが、3時頃までかかったわりにはとんでもない出来で、これは買った方が早いのでは・・・と思った。

 

8月26日(月)

今日はT/C購入、写真、SAL便などなどやることがいろいろ。
SAL便、重さは船便より軽い(5kg)が4,700円と若干高い。航空はもっと高いんだろうなぁ、と思う。
郵便局を出てF銀行でT/Cを購入。預金からの引落しは口座のある支店でしか出来ないとのことで、その場で現金を引き出して払う。生まれて初めて大金を手にしてひへーという感じであった。
証明写真を撮った後に健康診断書や202表*2などのコピーを取り、次はS銀行へ。昼休みを少し過ぎた時間だったがすごい列であった。今日は26日で給料を下ろす人たちか?と思う。ここでまた大金を手にし、先ほどのT/Cと合わせた金額を考えたら何だか恐い。
そして次はT銀行。多額の現金を持ち歩いていると不安なので、S銀行で下ろした分の半分をT/Cに換える。F銀行では5万円券だったが、中国は物価が安いので・・・と言うと、5千円券と1万円券の組み合わせはどうか、と勧められたのでその通りにしてもらった。T/Cも現金と同様なのだが、気分的に楽である。

 

9月1日(日)

あっという間に一か月のぐーたら生活が終わり、9月に突入した。久々に蒸し暑い日で荷造りしなくてはならないのにほとんど進まず、部屋の中は相変わらず雑然としたままである。あと二日しかないのでやや焦ってきたが、タンスの上や床にはまだまだ物が散乱している。

 

9月2日(月)

朝は暑くて目が覚めた。また残暑が戻ってきた。
物が散乱している部屋を見るとぐったりするが、そうそう呆然としていられなくなってきた。昼近くなってから郵便局へ最後の荷物を出しに行く。
午後は荷物を詰めてみたり入れ替えてみたりの繰り返し。大きなスーツケースは大容量だが、持ってみるとかなりの重さ。この荷物持って駅の階段を上ったり下りたり、香港でタクシーに乗る時はトランク使用で5香港ドル取られるとか、様々な状況を思い浮かべては悩み、荷造りが全く進まない・・・。

 

9月3日(火)

今日一日で全ての準備を済ませなければ・・・と、朝から気合いを入れてやったつもりだが、日付変わって出発当日の午前3時を回ってもまだすっかりとは整っていない。明日の朝(?)やることは紙に書いて壁に貼り付けてある。
荷物は三つになってしまったが、どれも凄まじい重さである。少しは眠っておかないと、成田に着くまでバテそうである。が、若干の緊張と不安とで全く眠くならない。

 

*1:トラベラーズチェック。旅行小切手。2014年3月末廃止。

*2:外国留学人員来華簽証申請表(JW202表)。大学から録取通知書等と共に送られてきます。