検査と猛暑とマスク

先日約一年ぶりに心エコー検査に行ってきた。
昨年3月に心不全で入院してから薬が欠かせない心臓だが、日によっては安静時でもバクバクすることがあるので、正直薬は単なる気休めにすぎないのではないか、と思う時がある。

「息苦しさ」というキーワードは、コロナ禍では感染の判断材料のひとつなので気を付けているのだが、普段から息がしづらい、喉に圧迫感がある、慢性的な倦怠感という状態の自分は、若干見極めが難しい。たぶん心疾患持ちの人は同じ状態だと思う。


病院への道のりは、以前は最寄り駅Aから病院直行の路線バスで10分かからず行けていたのが、実家に戻ってからは最寄り駅Bまでバスか自転車、そこからさらにバスで最寄り駅Aへ、そこから病院直行バスという経路になってしまった。主治医(外科)からは「運動しなさい」と指示が出ているので自転車で最寄り駅Bまで行ったのだが、連日の猛暑で目的地に着く前に体力が削られた。
(循内の担当医からは「心臓に負担がかかる運動はしないように」と言われている)


短時間で終わる心電図検査を先に済ませ、予約時間に心エコー検査に入る。
室内は涼しさに加え、ほどよい暗さで、暑さでの疲労もあって横になると眠ってしまいそうになった。
前回の検査から時間が経っているので少々念入りにグリグリやられた(30~40分くらい)。
エコー検査のメリットは身体的負担や危険が少ないことだが、自分の場合は肋骨のとあるポイントでプローブをグリグリされると骨に鈍痛が走る。耐えられなくもないが地味に辛い。


午後からの検査だったので、終わって病院を出る頃には暑さも少し落ち着いていた。
ちょうど2年前のこの時期に抗がん剤をやっていたのだが、当時は夏にマスクをしている人は街頭ではほぼ皆無だった。今はコロナの影響でマスクなしの人の方が少数派になってしまったが、猛暑下で自転車でのマスクは確実に体調不良になると思った。ゆえに自分は自転車に乗車中はマスクを外して、降りて人の流れの中に入る時に着けるようにしている。

街中をざっと眺めると、老若男女、歩行者自転車問わず猛暑の中でほぼ全ての人がマスクをしていた。冷静に考えれば異様な光景である。
人が密集する空間はともかく、街の中を歩いているだけでコロナウイルスは感染するものなのだろうか?という素朴な疑問が沸いた。と同時に、コロナウイルスはクルーズ船で注目される以前から、感染しつつも無症状の人がいたのではないか、という妄想が広がった。
風邪っぽいけど高熱が続き、咳が止まらず、検査しても特に異常ないので安静にしていたらそのうち落ち着いてしまった……という人は結構多いと思う。
気になる症状が消えたので、そのまま日常生活に戻ったら、それは今でいうところの「無症状患者」と同じ状態では……という妄想。 

何にしても、コロナと熱中症、今の時期はどちらのリスクが高いか、炎天下でのマスク着用は“必要かどうか”を自分の頭で考えて適宜着脱したい。