電子の海に

ブログの記事整理で表舞台から退いたものは、ローカル上にある日記帳に保存してあります。
今使っているのは「wDiary」というフリーソフトです。
難しい設定や操作は必要なく、シンプルでとても使いやすいです。ブログとは別に、時々Wordに書いていた日記もwDiaryにまとめてすっきりしました。

さらに、はてな前に書いていたブログ記事がWayback Machineに若干残っていたので、それもwDiaryに保存しました。一番古いものは2009年5月の記事。はてなに引き継いだのは2011年3月からなので、それまでの1年10か月分が電子の海に残されていました。
最近は読書量が激減していますが、その頃はよく本を読んでいたので、書籍紹介や一言感想の日記が大半でした。
その一部を少々抜粋。

 

2009-5-30 生誕100年-中島敦

山月記・李陵(集英社文庫
中島 敦

山月記・李陵|集英社の本 公式

詩人をめざしながら、その尊大な性格のために自らの才能を磨くことを怠った李徴は、月に咆哮する虎と化す…。「山月記」他、品格あふれる文体で綴った6編。(解説・新保祐司/鑑賞・林 望)

タイトルは教科書で初めて読んだ人が多いと思われる、中島敦氏の代表作「山月記」、これまた代表作に取り上げられる「李陵」になっていますが、個人的には敦氏の伯父をモデルに書かれた「斗南先生」がお気に入りです。
山月記」と「名人伝」が読みたくて購入したものですが、「斗南先生」を読んで作者のイメージが一変しました。明治・大正・昭和初期の人なので、多少難しい言い回しや漢字が出てくるものの、文章が読みやすいのが意外でした。

 敬われはしたかも知れないが竟(つい)に誰にも愛されず、孤独な放浪の中に一生を送った伯父

なのに、彼の旅立ちを見送る三造(敦)は、意図しなかった涙が止まらず戸惑います。

 これ、短編でも映画にしたらすごく良さそう……なんて、読後一番に思いました。
ちなみに、読みたかった「名人伝」は川本喜八郎作品集に収録されている「不射之射」の原作です。

川本喜八郎作品集 [DVD]

chirok.jp

(ここまで)

今はkindle青空文庫でも読めますね。

斗南先生kindle

中島敦 斗南先生青空文庫

 

2009-08-09 魔法使いが出ないファンタジー

神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫
神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫
上橋 菜穂子

www.shinchosha.co.jp

www.shinchosha.co.jp

しばらく本屋さんに行ってなかったら、こんなものが並んでいました。守り人シリーズ文庫版の最新刊です。
(隣に「バルサの食卓」も並んでいたので迷わず購入!)
通勤中や昼休みにちょっとずつ読んでいますが、もったいなくて読み進むのが惜しいです。なので、まだ読み終わっていないのですが、冒頭6ページのプロローグは脳内映像化して読んだら凄かったです。今までの“守り人”にはなかった雰囲気で、序章だけで3回くらい読み直してしまいました。

今回も例の如く、バルサ姐さんは序盤から大怪我しながらも槍を振り回しております。
上橋さんの書くファンタジーはどこか東洋的な雰囲気があるので、ファンタジー=魔法使い&妖精&ドラゴン&ユニコーンetcだと思い込んでいた私は、初めて「精霊の守り人」を読んだ時は目から鱗が落ちました。良い意味で“土の香り”がするシリーズです。

実は単に武器を振り回す女人が好(ry
(ここまで)

 

守り人シリーズ」は後にNHKで大河ファンタジーとしてドラマ化されましたね。今期朝ドラのヒロインがバルサの少女時代役で登場していました。

自分でも忘れていた趣味(?)が書かれていてハッとさせられました。
川本喜八郎さんの人形(劇)が好きで一時期DVDを集めていました。三国志は全巻購入したものの一気見するには長過ぎたので、中断したまま数年が経過していたことを思い出しました。

人形劇つながりではこんな記事もありました。

2009-10-17 むくんでるだけです

12日から始まったNHKの「新・三銃士」。今週は1日1話、5話まで放送されましたが、三谷幸喜さんの脚色で期待を裏切らない素晴らしい出来でした。
(台詞の端々に小さな笑いが……)
NHKでは14年ぶりの人形劇だそうで、今回の「新・三銃士」を楽しみにしていたのは子供より大人の方が多いような気がします。
(密かな人形劇マニア?な私もその1人)
放映時間が午後6時という録画必須の時間帯ですが、全40話欠かさず見たいと思います。人形劇は子供向け、と思っている人も、一度見たらハマるかも?
(ここまで)

www2.nhk.or.jp

記事タイトルが謎ですが、たぶんキャラクターの台詞…と思ったらWikiに記載されていました(ポルトスの台詞だった)。

趣味以外の記事だと2009年7月の皆既日食とか、8月は職場から新型インフルエンザの患者発生とか、10月は季節限定の「ペプシあずき」発売とか、2010年5月は携帯の機種変更でワンセグデビューとか…(遠い目)。
我ながら「よっぽど書くことが好きなんだな」と少々呆れました(笑)。

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香りと後味が小豆です。
一緒にお茶が飲みたくなるような味でした。

 

Wayback Machineのおかげで懐かしい記事と再会することが出来ましたが、同時にちょっと怖いなと感じました。
(本人が削除した著作物が永久に残されている……)